(1)物価 ①消費者物価 11月の消費者物価は前年同期比2.0%上昇し、上昇率は10月より0.3ポイント加速した[1]。都市は2.1%、農村は1.9%の上昇である。食品価格は3.0%上昇し(10月は1.8%)、非食品価格も1.6%上昇(10月は1.7%)している。居住価格は2.6%上昇、衣類は2.3%上昇(10月は2.7%)した[2]。 1-11月期の消費者物価は、同2.7%上昇した。 (参考)1月4.5%→2月3.2%→3月3.6%→4月3.4%→5月3.0%→6月2.2%→7月1.8%→8月2.0%→9月1.9%→10月1.7%→11月2.0% 前月比では、10月より0.1%上昇し、10月(-0.1%)からプラスに転じた。食品価格は0.4%上昇(10月は-0.8%)とプラスに反転し、約0.11ポイントの影響を与えた。うち生鮮野菜は3.5%上昇(10月は-12.1%)し、約0.09ポイントの影響を与えた。肉類及び肉製品は0.4%上昇、物価への影響は約0.03ポイントの影響(豚肉価格は-0.3%(10月は0.2%)し、約-0.01ポイントの影響……
田中 修