はじめに
12月15・16日、党中央・国務院共催により中央経済工作会議が開催され、2013年の経済政策の基本方針が決定された。本稿では、会議の概要とポイントを紹介する。
1.現状認識
(1)国内経済の現状
今年に入り、日増しに厳しくなる国際経済情勢と国内の改革・発展・安定という繁雑で荷が重い任務に直面して、党中央・国務院は団結して全党・全国の各民族・人民を率い、科学的発展を主題とすることを堅持し、経済発展方式の転換加速を主線とした。安定の中に前進を求めるという政策の総基調に基づき、タイムリーにマクロ・コントロールを強化・改善し、安定成長を更に重要と位置付けた。経済社会の発展には、安定の中で前進する良好な態勢が現れている。
経済運営は総体として平穏であり、物価上昇率は徐々に反落し、農業の基礎は更に堅固となり、社会の大局は安定を維持している。経済発展方式の転換は新たな進展があり、科学技術イノベー……
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田中 修