Q2012年12月28日公布、2013年7月1日施行の改正労働契約法により、派遣従業員(労務派遣、間接雇用)の利用が大きく制限されることとなった旨、聞き及びました。本当でしょうか?改正法の内容を教えてください。
A2012年12月28日、全国人民代表大会常務委員会は「労働契約法」の改正法案を決定公布し、2013年7月1日から施行されることとなりました。旧労働契約法66条が改正されることにより、派遣従業員の利用が大きく制限されることになりました。すなわち、2013年7月1日施行の改正法では、旧法にあった「一般に」という文言が削除され、臨時性、補助性または代替性のある業務職位以外では派遣従業員の利用ができなくなることが明確化されたのです。
1.中国における労務派遣(間接雇用)の問題点
(1)臨時性、補助性、代替性
現状、多くの日系企業では、労務派遣(間接雇用)を活用しています。そのため、日系企業は、今後も中国において労務派……
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奥北 秀嗣