2012年9月25日、中央組織部、人力資源・社会保障部、公安部等25部門が『外国人の中国永久居留で認められる関連待遇に関する弁法』(以下「弁法」という)を共同で公布した。
これにより、中国永久居留証(中国「グリーンカード」)を所持する外国人は、原則、中国公民と同様の権利を享受し、また同様の義務を負うことが規定された(政治権利及び法律法規で享受できないとされている権利・義務を除く)。
中国の「グリーンカード」制度は、2004年8月、公安部、外交部が実施を開始、現在までで永久居留手続きを申請した外国人は約5,000名となった。
そのうちの大部分が海外のハイレベル人材とその家族であり、「グリーンカード」制度は海外のハイレベル人材を誘致するための重要な制度となっている。
「グリーンカード」の保持者には、出入国管理、中国での就業、生活等面で様々な便宜が図られる。
例えば、「弁法」では出入国に関して次のよ……
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王穏