会員専用

まもなく新年を迎えるところ、中国では、金銭的なボーナス以外で会社の特別福利を従業員に与えようとする企業が少なくない。思い出せば、昔のやり方は、米や果物などの食品や関連商品を配ることであったが、現在は、従業員により多くの選択肢を与えるために、スーパーマーケット、人気のレストラン、クリーニング店ないしガソリンスタンドなどを含む多くの特約業者で共通して使える買物カードを配ることが人気になっている。ここにいう「買物カード」は、専門の機関が発行したいわゆる多用途のプリペイドカードという。これに対し、日常生活においては、百貨店、美容店、喫茶店、映画館などの商業企業が発行したカード（予め一定の金額をチャージするカード。一般に、ポイントや割引などの優遇がある）も広範囲に利用されているが、それらのカードは、発行企業自身又はそのグループ企業、同一ブランド企業の店舗内のみにおいて使えるものであり、いわゆる単……

劉新宇