中国で利用されている発票とは、請求書の性質も有した領収証のことを指します。
今回は、中国人の発票の利用方法と彼らの金銭感覚について紹介します。
なお、以下に記載する事案に類似したことは、コンプライアンス研修が盛んな日本の企業内においても耳にすることがありますので、是非参考にして下さい。
1.接待費枠
筆者が接待側として、北京の飲食店での会食に参加した時の話です。そのときの接待費枠を仮に2,000人民元としておきます。席に着くと、早々に服務員(ウェートレス)から聞かれました。
「今日の接待費はいくら?」
その日のコース料理はいくらのものにするか、ということを聞いているのではありません。いくら会社からお金を引っ張り出せるのか、という趣旨で聞いてきたのです。このようにお金のことをずばり聞かれるのは中国では珍しいことではありません。中国人従業員は日常的に、各自の給与明細を見せ合い、「誰が多い。……
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奥北 秀嗣