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コラム

適法であっても合理的でなければならない。就業規則の制定におけるテクニック

郭蔚

2013-03-08

就業規則は必ず適法性を具備していなければならないことは周知のとおりであるが、適法性さえあれば、複雑な従業員関係を規範に合うように片付けることができるのだろうか。それだけでは、おそらく必ずしも願うようにはならないかもしれず、実際のところ、近年、就業規則の合理性が原因となり発生した諸々の労使紛争は少なくない。従来の労使紛争における一般的な係争点とは異なり、従業員は必ずしも適法性の視点から本題に切り込んでくるのではなく、直接に合理性という視点から疑義を抱き、それにより従来は甚だ軽視されていた従業員関係のマネジメントの重要な課題である「就業規則は適法性という礎のもと合理性の均衡を如何に保つのか」という問題が浮上した。 適法性は礎である 「労働契約法」が施行されて以来、就業規則の適法性についての要求は人々の心に深く浸透し、制定手順が適法であることや、内容が適法であることは根本的な要求である。 ……
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郭蔚

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