はじめに
2月20日、温家宝総理は国務院常務会議を開催し、不動産市場コントロールを引き続きしっかり行うことについて、検討・手配した。これは、温総理の退任を控え、不動産市場コントロールが緩和されるのではないかという期待が市場に広がっており、住宅価格が一向に沈静化しないことに対応したものと考えられる。
以下は会議の概要である(新華網北京電2013年2月20日)。
近年、各地方、各部門は不動産市場コントロールを強化することに関する中央の政策決定・手配を真剣に実施し、積極的な成果を得た。投機・投資的な住宅購入は有効に抑制され、不動産市場情勢は徐々に平穏化している。住宅購入制限、差別化した住宅ローン・税制、土地供給の増加等の総合的な政策措置は、住宅需要の合理的な誘導、需給矛盾の緩和、住宅価格とりわけ一部ホットスポットの都市の住宅価格の速すぎる上昇に歯止めをかけることについて、カギとなる役割を発揮した。
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田中 修