みなさん、どうもこんにちは。 今週は、インドネシアにおける親子ローンについてお話いたします。 海外子会社の資金調達手段としては、大きく以下の2つが挙げられます。 ①増資による資金調達 ②借入による資金調達 ①、②のどちらを選択するかは、それぞれのメリット、デメリットを考慮した上で判断することになります。②の借入については、通常のローンアグリーメント(日本でいう金銭消費賃借契約書に相当するもの)による契約もあれば、社債の発行による調達などの方法もあります。ただ、この借入による調達については、借入先が第三者(銀行などの金融機関)なのか、親会社などの関係会社かどうかの違いにより、税務上の規制など注意すべき点が出てきます。以下、インドネシア子会社が海外の親会社から資金借入を行うケースをみていきます。 親会社から借入を行う場合には、親子ローンにかかるローンアグリーメントを締結し、通常円建てもしく……
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