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－不良品を流出させない仕組みを作る－ 中国工場での品質改善の順序 第7回の記事の中で、中国工場改善の順序は工場のレベルによって決まると言いました。 工程の作り込みで不良の発生をなくすことが本筋であり、求められることですが、中国工場では必ずしもそうではないのです。 日系も含め多くの中国工場の品質が悪いと言われる要因は、工場での管理や工程での品質の作り込みが不十分で不良を発生させていることにあります。一方で、その不良品を工場内で見つけ取り除くことができず顧客に渡ってしまっている、流出してしまっていることが2次的な要因としてあるのです。 顧客への不良品流出が継続的にあり顧客クレームが頻発している中国工場では、不良品の流出を止めることを先ずやるというのがわたしの持論です。 不良発生対策がすぐにできるものはやるべきですが、不良発生対策というのは、往々にして時間がかかるものです。その間も……

根本　隆吉