外務省の平成23年版の最新の報告書によれば、海外に在留している邦人の数は現在1,143,357人となる。平成3年の663,049人から約20年間、毎年増加している。1,143,357人の比率を見ると、日本人駐在員が含まれる長期滞在者が7割程で、残り3割は永住者となる。長期滞在者だけを見ると、多い順に米国、中国、英国、タイと続く。
更に詳しく地域別の在留邦人数を見てみると、平成15年から約7年間で欧米やその他地域が2%程減少する中、アジアは5%以上の伸びを見せている。長期滞在社数だけであれば6%以上の伸びとなる。この調子で今後も日本企業は海外展開する上で駐在員を送り続けるのだろうか。
最近、大企業を中心にアジア市場でのシェア拡大のため、日本人駐在員を増員する企業が増えている。しかし、駐在コストがかかり、現地事情に精通しない日本人駐在員の役割とは何なのだろうか。生産現場の管理者、日本本社とのやり取りの窓口、現地日系顧客の……
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森辺 一樹