4月17日、李克強総理は国務院常務会議を開催し、1-3月期の経済情勢を分析するとともに、当面の政策を検討・手配した。また、これに先立ち、4月14日には経済情勢専門家・企業責任者座談会を開催している。本稿では、この2つの会議の概要を紹介したい。
1.国務院常務会議(4月17日)
4月17日、李克強総理は国務院常務会議を開催し、1-3月期の経済情勢を分析するとともに、当面の政策を検討・手配した(新華網北京電2013年4月17日)。
(1)情勢判断
1-3月期の国民経済の運営は平穏で、総体として良好であり、経済成長率・都市新規就業増等の主要指標は合理的な区間に安定している。現在、わが国は工業化・都市化の重要な段階にあり、経済の転換・グレードアップはカギとなる時期にあり、発展には巨大な潜在力・余地がある。
しかし、直面する内外環境は十分複雑であり、平穏な運営と隠れた憂い・リスクが併存しており、発展を制約する矛盾が不断に顕……
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田中 修