4月25日午前、習近平総書記は中央政治局常務委員会を開催し、当面の経済情勢・経済政策を検討した(新華網北京電2013年4月25日)。政治局常務委員会の議論がわざわざ報道されるは異例のことであり、エコノミストが様々な論評を行っている。本稿では、会議の概要とエコノミストの論調及び私見を紹介したい。
1.中央政治局常務委員会の概要(4月25日)
今年に入り、全党・全国は18回党大会・中央経済工作会議の精神を深く貫徹実施し、経済政策を全力でしっかり行っている。
1-3月期、わが国経済社会の発展の出だしは平穏であり、経済は平穏な成長を維持し、夏季穀物・食用油の生産の勢いは良好である。国内消費は安定的に伸び、投資・輸出入は比較的速く伸び、物価水準は基本的に安定し、都市失業率は比較的低い水準を維持している。
改革開放は更に深化し、構造調整は引き続き推進され、サービス業・ハイテク産業の発展は加速しており、企業利潤には……
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田中 修