5月9日、人民銀行は2013年第1四半期貨幣政策執行報告を公表した。本稿では、そのポイントを紹介する。
1.マクロ経済の展望
(1)概況
将来一時期を展望すると、中国経済が直面する発展環境は依然複雑であり、経済の安定成長に有利な要因があるだけでなく、少なからぬ制約・試練にも直面している。しかし、総体として見れば、中国経済の長期にわたる成長を支えるファンダメンタルズには決して根本的な変化は発生しておらず、人的資本・インフラ・
工業生産及びこれに関連する能力はかなり大きく向上しており、工業化・都市化の余地はなお広範であり、マクロ政策と経済構造調整の改革措置による推進支援の下、なお平穏な発展という基本態勢を維持するであろう[1]。
外部環境から見ると、世界経済の力強い成長エンジンはなお未だ形成されず、深層レベルの体制メカニズム上の問題は未だ有効に解決されておらず、不確定要因がなお比較的多い。しかし、世……
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田中 修