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コラム

会社作品の著作権保護に関するリスクヘッジ

王穏

2013-06-14

企業の経営においては、その技術的条件に依拠して優秀な作品が多く創出される。これらには文章、写真、映像、ひいてはたった一言のキャッチコピーなども含まれ、企業のコア技術の価値を体現するものである。中国でビジネス展開する日系企業として(以下「日系企業」という)、その作品の著作権を如何に保護していくべきか。本稿では以下事例を挙げて説明する。 1、事例概要 医療機器メーカーであるA社は、浄水システムに力を入れており、同製品には同社のコア技術を利用している。浄水器の包装箱には製品紹介とキャッチコピーが表示されており、主に設計根拠、使用方法、医療効果、機能等が書かれている。競合相手であるB社はA社の同意を得ずにA社浄水器の製品紹介とキャッチコピーを自社製品のマイナスイオンポットに使用した。A社はB社の行為は著作権侵害であると判断し、B社を告訴した。裁判所は審理の結果、A社の製品紹介と キャッチコピーは長期間……
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王穏

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