6月19日、李克強総理は国務院常務会議を開催し、経済の構造調整及び転換・グレードアップに対する金融支援の政策措置を検討・手配し、いくらかの行政審査・許認可事項を取消・委譲を決定した。また、続いて人民銀行は6月23日、貨幣政策委員会の内容を公表した。本稿では、その概要と新華社の解説を紹介する。
1.国務院常務会議(6月19日)
金融と実体経済は密接不可分である。成長を安定させ、構造を調整し、転換を促進し、民生を優遇するうえで、金融は重要な役割を発揮してきた。
現在の経済運営は総体として平穏であるが、少なからぬ困難・試練に直面する情況の下、安定の中に前進を求め、安定の中で事をなし、安定の中で質を高めることを堅持しなければならない。マクロ経済政策の安定性・連続性を維持すると同時に、段階的に秩序立てて休むことなく改革を推進しなければならない。金融資源の配分を最適化し、フローをうまく用い、ストックを十分……
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田中 修