インターバンク市場の金利水準が大幅に上昇したことを受け、新華社は人民銀行の責任者にインタビューを行った。以下はその概要である(新華網北京電2013年6月25日)。
1.流動性の総量は決して不足していない
現在、わが国の経済・金融は総体として平穏であり、物価動向は基本的に安定している。1-5月期のマネー・貸出及び社会資金調達総量の伸びはかなり速い。
5月末、金融機関の支払準備金積立率は1.7%であり、6月21日の全金融機関の支払準備金は約1.5兆元である。
通常の情況下では、全金融機関が支払準備金を6000-7000億元前後維持していれば、正常な支払・清算を満足でき、もし1兆元前後保持していれば、比較的充足している。このため、総体として見れば、現在の流動性総量は決して不足していない。
2.中央銀行は既に流動性支援を提供している
マネー市場の平穏な運営を維持するため、近日中央銀行は既にマクロ・プルーデンスの要求に符……
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田中 修