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　中国で危険化学品を生産・保管・運搬・使用・輸入・販売などで取り扱う場合、以前から各種の登記・許可の手続きを行う必要がある。現在、この危険化学品規制は制度の変わり目のため、多くの混乱を生じている。約10年ぶりの改定となる危険化学品目録（＝リスト）はいつ公布されるのか、新登記管理ウェブシステムによる登記作業はいつ始まるのか、国内外の業界の注目は高まっている。他にも、環境保護省主管の新制度「危険化学品環境管理登記」も3月1日施行となっているが、実質的には準備が整っていないために施行されていないなど、不透明な点は多い。 　そんな中、危険化学品関連法令の策定・運用に大きく関わっている中国化学品安全協会と国家安全生産監督管理総局化学品登記センター（NRCC）は5月29日、北京にて中国日本商会の代表者を交えた情報交流会を開催した。交流会では、NRCCの李運才処長は、最近公布された危険化学品関連法令を解説し、日本……

大野木　昇司