みなさんこんにちは、中国・上海駐在員の田中勇と申します。
本日は、世界視点で中国を見ている成功企業をご紹介します。
まず、中国で実績を上げている企業は少ないのが実態です。かつて、軽工業(主に1985~1987年頃)、電気や機械・製造メーカ(主に1991~95年頃)が中国に進出しました。これらの企業の主な進出目的は原価低減でした(下図の右上)。
しかしながら、現在、その多くの企業は一定の利益を確保できず、事業縮小・撤退する企業が増えています(洋服の青山の繊維製造業、高島屋、大林組、王子製紙等)。理由としては、毎年約10%上昇し続ける人件費、土地の値上がり、元高等です。労働集約型の繊維工場については、多くの中国企業がエチオピア等の賃金の安い地域に移動しているなか、日系企業の動きは遅い傾向にあります。2001年の中国のWTO加盟を契機に外資規制が緩和された後、販売拠点を構える企業が増えました。これらの企業の主な……
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