今回は、設備や作業に関するノウハウをどこまで中国工場に持ち込むのか、どこまで中国人作業者に修得させるのかと言う問題と、中国人が不得手としている設備管理に関する事例を紹介しますので、参考にしていただけたらと思います。
1.設備や作業に関するノウハウをどこまで中国工場に持ち込むのか
中国で生産をするときに考えるべき問題として、機械のオペレーションノウハウに限らず技術や生産技術のノウハウをどのようにして中国人作業者やオペレーターに落し込むかというのがあります。これらのノウハウは、日本で10年20年生産して培ったものです。簡単に短期間で落し込めるものではないでしょう。
ということは、どのように中国人に落し込むかと言う前に、技術ノウハウをどのレベルまで中国に持っていくかというのを会社として決める必要があるのです。
おおよそ次の3つの考え方となります。
1)日本工場で育った職人や匠と言われる人たちと……
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根本 隆吉