はじめに
前回は増値税と営業税の基本的な仕組みについて解説しました。今回は、具体的な数値を用いて計算例を説明します。
簡単な増値税の計算例
例:
A社はB社より200元で商品Xを仕入れ、C社に対して300元で販売した。商品Xの増値税率は17%である。
(A社B社C社はすべて一般納税人である。)
#増値税納税にあたっては小規模納税人、一般納税人の違いがありますが、次回以降でご説明します。
前回は下記の増値税の概念計算式をご説明しました。
これによると、A社の本取引に関する増値税額は(300-200)×17%=17(元)となります。
実際の計算の仕方
実際に増値税額を計算するにあたっては上記の概念式でなく、下記の方式で計算されます。
これに例の数値を当てはめれば次のようになります。
(300×17%)-(200×17%)=17(元)
確証書類は増値税専用発票
中国ではA社が納税すべき増値税額を計……
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田畑 泰朗