本稿では、国慶節休暇直前の李克強総理・人民銀行の動向を紹介する。
1.国務院常務会議(9月25日)
李克強総理は、9月25日国務院常務会議を開催し、3政策を議論した(新華網北京電2013年9月25日)。
(1)投資プロジェクト審査・許認可目録の改訂
経済環境、科学技術の進歩、業種の発展など情況の変化に伴い、2004年に打ち出された政府が審査・許認可する投資プロジェクト目録は、すでに現実の需要に完全には適応しなくなっており、早急に改訂しなければならない。市場メカニズムの役割を更に発揮させ、産業のグレードアップを促進し、政府のミクロ事務への介入を減らし、政府の作風を転換し、管理機能を高め、レントシーキング・腐敗を防止することにより、社会の投資活力を有効に前進させる。
①審査・許認可の範囲を縮小する。
市場の競争が十分で、企業に自己調節・制約能力があり、経済・法律手段により有効なコントロールが可能で、構造調整……
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田中 修