不動産取引は企業間でよく見られる取引活動であり、企業が拡大再生産を実現し、投資の多様化を図る方法の一つである。本文では中国における企業間不動産取引によく見られる方式とその関連税務事項について、以下の通り簡潔な分析を行った。
中国法の規定ならびに実務操作の慣例に照らし、中国における企業間の不動産取引の主要方式について、筆者は以下の【表一】に簡潔にまとめて説明する。
方式
名称
概念
一
資産譲渡
- 不動産を譲渡する企業(以下、「譲渡人」という)は、自己の不動産を譲り受ける者(以下、「譲受人」という)へ譲渡する。
- 本取引は二つの主体にかかわり、取引対象は譲渡人の不動産である。
二
持分譲渡
- 不動産を譲渡する企業の株主(以下、「譲渡人」という)は、自己の当該企業(以下、「対象会社」という)における持分の全てまたは一部を譲り受ける者(以下、「譲受人」という)へ譲渡……
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邱奇峰