李克強総理は11月1日、地方政府機能転換・機構改革テレビ電話会議を開催した。これは、党3中全会を目前に控え、改革への抵抗勢力の1つである地方政府に対し、最後の締付けを行ったものとみられる[1]。本稿では会議での李克強総理の講話の概要を紹介する(中国政府網2013年11月1日)。
18回党大会・18期2中全会精神を全面的に深く貫徹実施し、政府改革という大作をしっかり仕上げなければならない。中央政府改革が前篇であり、地方政府改革が後編である。全体を構想し、全面的に思慮し、前編・後編を通して作品全体をしっかり書き上げ、市場の活力を更に多く発揮させ、人民大衆に更に好く奉仕しなければならない。
地方政府の機能転換・機構改革は、行政体制改革の重要な構成部分であり、政府と市場、政府と社会、中央と地方の関係を更に調整する一助となり、中央の行政命令が行き届くことを保証し、中央と地方の積極性をよく発揮させ、政府の効率が高く……
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田中 修