本稿では、習近平総書記が党3中全会で行った「改革全面深化の若干重要問題に関する党中央決定」の説明内容について、経済関連部分と新設される2組織に関連する部分の概要を紹介する(新華網北京電2013年11月15日)。
1.全会決定の総体枠組みと重点問題
1.1総体的枠組み
35年来、我々は改革という方法を用いて、党・国家事業の発展における一連の問題を解決してきた。同時に、世の中を認識し改造するプロセスにおいて、旧い問題を解決すると新たな問題がまた発生し、制度はつまるところ不断の改善が必要である。改革は一度には成らず、一時苦労しておけば後は楽になることも不可能だからである 。
(1)重要な考慮点
全会が決定・起草するに際しては、5つの方面を際立てて考慮した。
①党・国家事業の発展のための新たな要求に適応させる。
18回党大会で提起された改革開放の全面深化という戦略的任務を実施する。
②改革を主線とする。
改革全……
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田中 修