1.会社登記制度改革の概要
2013年10月25日に開催された国務院常務会議で、資本金制度をはじめとする会社登記制度の規制緩和が承認されています。
ここで決定された内容は、以下の通りです。
1)最低資本金制度の撤廃(業法に定めのある場合を除く)。
2)資本金払込み期限の撤廃。
3)年度検査制度の廃止(年度報告制度への変更)。
4)会社登記住所の規制緩和。
5)電子登記制度の推進。
2.資本金制度の改定
現在の会社法では、有限責任会社3万元、一人有限責任会社10万元、株式会社500万元という最低資本金が定められていますし、資本金払込み期限は会社設立日より2年間以内、初回最低払込み制限は登録資本金の20%以上、現金出資比率30%以上等の制限があります。この様な制限を廃止する方針で、法整備が行われる事になると予想されます。
同時に、登記を要するのは登録資本金のみで、払込資本金登記を不要とする方針も打ち出されて……
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水野 真澄