はじめに 3月5日、全人代が開催され、李克強総理が総理就任後最初の政府活動報告(以下「報告」)を行った。その主要なポイントは以下のとおりである[1]。 1.構成 第1部は2013年の政策回顧である。第2部では2014年の政策の総体的手配、第3部では2014年の重点政策を個別に列挙している。
重点政策の比較 2014年 2013年 1.重要分野の改革を推進し、新たなブレークスルーを得る 2.ハイレベルの対外開放の新局面を切り開く 3.経済を牽引する主たるエンジンとしての内需の役割を増強する 4.農業の現代化と農村の改革・発展を促進する 5.人を核心とした新しいタイプの都市化を推進する 6.イノベーションによって経済構造の最適化・グレードアップを支え、牽引する 7.教育・衛生・文化等社会建設を強化する 8.民生の保障・改善を統一的に企画する 9.生態文明の美しい故郷建設に努力する 10.その他 ・政府自身の改革……田中 修