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はじめに 李克強総理は7月23日、国務院常務会議を開催し、企業の資金調達コストが高い問題を緩和するため、10項目の措置を手配した。これも景気微刺激策の一環である。本稿では、その概要を紹介する（新華網北京電2014年7月23日）。 企業は経済活動の基本細胞である。現在、わが国のマネー・貸出総量は小さくないが、企業とりわけ小型・零細企業の資金調達が容易でなく、コストがかなり高いという構造的問題が依然際立っており、企業の負担を重くしているのみならず、マクロ・コントロール政策に影響を与え、金融リスクの隠れた弊害をももたらしている。 この問題を有効に緩和すれば、企業に空気・血液を送り当面の成長安定を促進できるだけでなく、金融と実体経済の良性の相互作用を形成することができ、経済の基礎を強固にし長期にわたって安定させることになる。 方向を定めたコントロールの要求に基づき、多くの措置を同時に実施し、抹消的な問……

田中　修