(連載その一/合計二篇)
投資貿易の利便化を促進するため、国家外貨管理局は2012年から、前後して多くの外貨管理規定を公布し、FDI[1]外貨管理方式に対し大規模な改革を進め、投資貿易外貨審査許可手順の大幅な簡素化を行った。本文ではFDI外貨管理方式の改革要点を整理し、改革後の外貨登記関連手続について簡潔に紹介する。
早くから中国国内で投資設立、運営している外商投資企業の外国投資者は、中国の「煩わしく、複雑な外貨審査許可、登記手続き」を身にしみて感じていると思われる。昨今、外商直接投資(以下「FDI」という)外貨管理関連法規の大幅な「スリム化」が始まり、外貨管理の関連処理段階は現在、徐々に簡略化されており、これは外商投資者にとって有益なものとなる。
「直接投資外貨管理政策の更なる整備と調整に関する国家外貨管理局の通知」(匯発 [2012]59号)を一つの起点として、国家外貨管理局は前後して……
郭蔚