2014年7月1日、中国(上海)自由貿易試験区(以下「上海自由貿易試験区」という)の外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2014年改正)が公布された。2014年ネガティブリストでは自由化が更に進められ、透明度が増している。特別管理措置はこれまでの190条から139条(制限的措置110条、禁止的措置29条)に調整された。
2014年ネガティブリストの具体的な調整内容を見ると、以下の三つに分けられる。
1. 実質的な開放拡大、規制廃止に起因する調整:実質的に14条が廃止され、19条が緩和された。例えば、2014年ネガティブリストでの航空運輸代理業務への投資に関する持分比率規制の廃止、400トンおよびそれ以上の装輪式、キャタピラ式起重機械製造への投資に関する持分比率規制の廃止、原油、化学肥料の卸売、配送などへの投資の緩和である。上海自由貿易試験区管理委員会の関係責任者は、サービス業の開放拡大は上海自……
邱奇峰