年度半ばで窺い見る2014年の労働法令新政策
概要 2014年度の開始から現在に至るまでの間に、国レベルから各級地方政府などの間で各種労働法令が公布され、実務における労働紛争事件の処理についても、新たな動きが見られる。当所は2014年に公布、施行された新法令のいくつかを選んで紹介し、これらを通して、2014年度の初めから現在に至るまでの間の労働法令新政策を整理、統括し、今後の動向を窺い見る。
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三、労働契約関係の新政策、新動向
2008年1月1日から施行された「労働契約法」は、労働契約制度の基本的な法的枠組みを確立し、整備した。実務において、この基本的な法的枠組みの運用はほぼ安定している。2014年度は、以下の方面における新政策、新動向について留意すべきである。 1.北京、浙江、広州などの地域で新たな労働紛争処理意見が公布された。
北京市高級人民法院、北京市……
邱奇峰