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はじめに 12月5日、習近平総書記は中央政治局会議を開催し、周永康前政治局常務委員の党籍剥奪と案件の司法機関への移送を決定したが、同じ会議で2015年の経済政策についても討議している。また、習総書記は12月1日に党外人士座談会を開催し、当面の経済政策の考え方を述べている。本稿では、この2つの会議の概要を紹介する。

１．党中央政治局会議（12月5日） 今年に入り、党中央・国務院は団結して全国各民族・人民を率い、昨年の中央経済工作会議の政策決定・手配を貫徹実施し、発展の大勢をしっかり把握し、改革を全面的に深化させ、マクロ政策の連続性・安定性を維持し、マクロ・コントロールの考え方・方式を刷新し、的確に事前調整・微調整を進め、各施策をしっかり実施し、経済社会の持続的で着実な発展を実現した。経済発展情勢は、総体として良好である 。

わが国は経済発展の新たな常態に入っており、経済の強靭性が良好で、……

田中　修