2013年下半期から、国家外貨管理局は商品貿易、サービス貿易および外商投資、外債などの分野において一連の改革をスタートした。その中、特に注目すべきは、国家外貨管理局が2013年7月24日に「サービス貿易外貨管理法規の公布に関する通知」(匯発[2013]30号)を公布し、「サービス貿易外貨管理ガイドライン」およびその実施細則を発表し、同時に49項目の文書を廃止したことであり、外商投資企業のサービス貿易、収益と経常移転収支項目における外貨の決済手続きを大幅に簡素化し、企業により大きな外貨運用の自由を与えた。上記改革の実施から1年が経ち、本文では現行のサービス貿易外貨管理制度について再度の検証と整理を行う。
全体の趨勢
(一)行政許可を廃止し、銀行による審査に引き継ぐ 改革の実施後、外貨主管部門はサービス貿易の外貨決済について行政許可手続きを設けることはなく、審査の権限を銀行に委譲した。なお、本権……
郭蔚