はじめに
12月22-23日、中央農村工作会議が開催され、李克強総理が重要講話を行った。会議にはほかに張高麗副総理が出席し、汪洋副総理が会議を主催し総括講話を行っている[1]。本稿では、会議の概要を紹介する。
今年に入り、党中央・国務院の正確な指導の下、全党・全国上下共同の努力を経て、食糧生産は11年連続豊作を実現し、農民の所得は11年連続速い伸びを実現した。農村の民生改善が重大な進展を得、農村改革が急速に推進され、農村社会が調和がとれ安定していることは、全局の政策をしっかり行うための支えを提供し、底力を増すこととなった。 内外環境条件の変化と長期にわたる粗放式経営が累積した深層レベルの矛盾が徐々に顕在化し、農業の持続的で安定した発展が直面する試練は未曽有のものである[2]。 現在、国内主要農産品価格は、輸入価格を上回っており、しかも生産コストは不断に上昇している[3]。農業生態環境は損……
田中 修