現在、ベトナムの小売市場規模は12兆円強。前年度比で13%程の成長をしている市場だ。モダントレード(近代小売)の小売形態としては、ショッピングモール、スーパーマーケット、ハイパーマーケット、コンビニエンスストアなどが合計で1,500店舗以上展開している。北部に強い小売、中部に強い小売、南部に強い小売、そして全国規模の小売と展開エリアは様々だ。
主要ローカル系小売には、Coorp Martを中心に、Citi Mart、Intimex、Hapro Mart、Maximark、Fivi Mart、Shop and Goなどがある。
ベトナムの小売市場は、2009年に小売業態に関する外資規制が緩和され、更に世界の注目を集めるようになった。ベトナムは、中国やマレーシアに進出をしているイオンが進出したことでも注目をされた。日系では、その他合弁でファミリーマートやミニストップが積極的に展開している。
その他の外資系小売としては、タイ資本のBig C、韓国資本……
森辺 一樹