中国自動車工業会は1月12日、2014年度末現在の中国自動車産業の現状を以下の様に発表しました(前年度比)。
・新車販売台数: 6.9%増の2,349万1,900台 ・自動車生産台数:7.3%増の2,372万2,900台 ・自動車輸出台数:6.9%減の91万400台 ・エコカー販売台数:3.2倍の7万4,763台 ・自動車保有台数:1億5,400万台
更に2月10日発表の2015年1月単月統計は、 ・新車販売台数:7.6%増の231万9,600台 ・自動車生産台数:11.5%増の228万7,000台 ・自動車輸出台数:10%減の6万1,800台 となっており、中国国内の自動車販売と生産は依然として10%増のペースで増えています。
今回はこれらの数字から、中国の自動車産業の現状と、世界や日本に与える影響を考えてみたいと思います。 まず中国市場の規模をご理解下さい。米国は何でも世界一の国ですが、6年前に中国に抜かれ、昨年の国内販売台数は1,652万台でした。ちなみ……
松本 健三