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はじめに 株式市場の動揺がおさまらないなか、李克強総理は7月8日、国務院常務会議を開催し、国務院の重大政策措置の実施についての重点監査情況報告と会計検査報告を聴取した。これも景気テコ入れ策の一環である。本稿では、会議の概要とこれに対する経済参考報2015年7月9日の解説を紹介する。

１．国務院常務会議（7月8日） （１）国務院の重大政策措置の実施についての重点監査情況報告 ここ2ヵ月、わが国の経済発展において積極要因が不断に増加しており、構造調整の歩みが加速し、財政・金融政策は引き続き効果が現われ、発展動力とリスク抵抗能力は増強されており、（我々は）年間の経済社会発展の主要目標・任務を完成する自信があり、条件を有する。 重大政策・重大改革・重大プロジェクトの実施にさらにしっかり取り組むことは、経済運営が合理的区間にあることを確保し、質の向上・効率のグレードアップを促進することにとって、……

田中　修