はじめに 7月15日、李克強総理は国務院常務会議を開催し、職業資格許可・認定事項の取消、輸出入の安定した伸びを促進する政策措置を決定した。これも景気テコ入れの一環である。本稿では、前者については景気判断の部分にとどめ、後者の措置を中心に紹介する。 1.職業資格許可・認定事項の取消 今年に入り、方向を定めたコントロール等の措置を通じて、わが国の経済運営は鈍化の中で安定傾向にあり、安定の中で好転しており、構造調整が積極的に推進され、活力・動力が引き続き増強され、各分野の改革、産業のグレードアップの促進、民生の保障・改善、各種市場の安定の維持等の方面で、いずれも積極的な成果を得ており、年間の経済社会発展の主要目標・任務を完成するための条件を創造した。 安定の中での好転の基礎をより強固にし、引き続き下振れ圧力に抵抗し、経済運営を合理的区間に維持するには、断固として改革を推進し、引き続き行政の簡……
田中 修