はじめに 8月27日、国家発展・改革委員会の徐紹史主任は、全人代常務委員会に経済政策について、上半期の結果と下半期の方針を報告した。今回は経済の鈍化を踏まえ、「政府活動報告」の中間レビューと言えるほど、記述が詳細になっている。本稿ではその概要を紹介する。
Ⅰ.上半期の経済政策執行情況 今年に入り、外部環境の不確定性が増加し、国内経済の下振れ圧力は増大し、困難・試練は顕著に増大した。錯綜し複雑な国内外環境に対し、各地方・各部門は中央経済工作会議精神と政府活動報告の手配を真剣に実施し、安定の中で前進を求めるという政策の総基調を堅持し、安定成長・改革促進・構造調整・民生優遇・リスク防止を統一的に企画し、区間コントロールの基礎の上に方向を定めたコントロールを強化し、多重の目標・多様な政策・多項目の改革の協調的組合せを強化し、多様なリスク・試練に積極的に対応してきた。経済運営は鈍化の中で安定……
田中 修