はじめに 10月26-29日に開催された党5中全会は、第13次5ヵ年計画党中央建議(以下「建議」)を採択した。本稿では、比較的よくこの建議のポイントを整理して解説している、国家発展・改革委員会徐紹史主任の記者会見(11月3日)の概要を紹介する。
Ⅰ.第12次5ヵ年計画の回顧 2011-2014年、わが国の経済社会の発展は、新たに大きな段階に上がった。この4年間のわが国の年平均成長率は8%であり、昨年GDPは63.6兆元と、初めて10兆ドルを突破した。
わが国は、世界第2の経済体でもある。今年1-9月期、世界経済がいずれも不景気な情況下、中国経済は依然として6.9%の成長を維持し、世界経済への寄与率は30%を超えた。
我々は既に初歩的に、第12次5ヵ年計画の主要発展目標は期限どおりに実現でき、第12次5ヵ年計画が提起した主要任務も期限どおり達成できるものと評価しており、これは、第13次5ヵ年計画期の経済社会発展のため……
田中 修