はじめに 11月4日に、「建議誕生記」が公表された。今回の「誕生記」では、習近平総書記が建議策定プロセスを主導したことが、繰り返し強調されている。本稿では、「誕生記」をもとに、建議の策定過程を時系列的に再整理する。
前段階 習近平総書記は、前期の重大課題研究を高度に重視し、自ら課題テーマを批准した。中央は42の単位組織に委託し、31項目の重大課題研究を完成し、117編の特定テーマ研究報告を形成した。 ○1月 党中央政治局、18期5中全会で第13次5ヵ年計画建議を重点的に検討することを決定
○1月28日 中央は、各地方・各部門に対し、5中全会で検討される建議について意見を徴求する旨の通知を発出
中央は、文件起草グループを設立し、習近平総書記を組長、李克強・張高麗を副組長とすることを決定
○2月10日 中南海海懐仁堂において、習近平総書記が文件起草グループ第1回全体会議を開催し、建議……
田中 修