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コラム

規制緩和が劇的に進んだ「民間貸借」の司法解釈を読み解く

邱奇峰

2015-11-30

2015年6月23日、最高人民裁判所は、「民間貸借案件審理における法律適用の若干事項に関する規定」(以下、「規定」という)を公布した。「規定」の注目すべき点の一つは、従来禁止されていた企業間貸借が条件付きで認められたことであり、民間貸借に関してこれまでで最も規制緩和が進んだ司法解釈と呼ばれている。本文では「規定」について、以下の通り簡潔に解説する。

主な内容及び解説

内容 解説 適用主体 ・民間貸借とは、自然人、法人、その他組織間及び相互間で行う資金の融通行為を指す。 ・旧規定(「貸付通則」、「人民裁判所による貸借案件の審理に関する若干意見」などを含む)によれば、従来は民間貸借のいずれか一方が自然人でなければならず、企業間で貸借を行うには、金融機関を間に入れて委託貸付を行う必要があったが、新司法解釈では、この制限がなくなり、企業間の貸借が認められた。 企業間の貸……
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邱奇峰

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