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はじめに 12月18－21日、党中央・国務院共催により、中央経済工作会議（以下「会議」）が開催され、2016年の経済政策が決定された。 会議では、習近平総書記が重要講話を行い、2015年の経済政策を総括し、当面の国内・国際経済情勢を分析し、2016年の経済政策を手配した。その重点は、第13次5ヵ年計画建議の要求の実施、構造改革の推進、経済の持続的で健全な発展である。李克強総理は、講話の中で2016年のマクロ経済政策の方向を詳述し、2016年の経済社会発展の重点政策を具体的に手配し、総括講話を行った。 本稿では、会議の概要と注目点を紹介する。 Ⅰ．会議の概要 １．情勢認識[1] 今年に入り、錯綜し複雑な国際情勢と困難・繁雑で荷が重い国内の改革・発展・安定の任務に直面して、我々は「4つの全面」[2]戦略配置を協調して推進するという要求に基づき、昨年の中央経済工作会議の政策決定・手配を貫徹実施し、経済政策への党の指導を強化・……

田中　修