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はじめに 李克強総理は1月22日、国務院常務会議を主催し、①人を核心とした新しいタイプの都市化の深い推進を手配し、内需の潜在力をより大きく発揮させるとともに、②鉄鋼・石炭産業の過剰生産能力を更に解消する措置を確定し、企業の困難脱却と産業のグレードアップを促進することとした。本稿では、会議の概要を紹介する。 １．都市化 都市化は中国発展の最大の潜在力の所在である。 「国家新型都市化計画」の要求に基づき、出稼ぎ農民を都市に融け込ませるという要の部分にしっかり取り組み、改革の深化を通じて新しいタイプの都市化を早急に推進することは、重大民生プロジェクトのみならず、有効な投資と消費の拡大に資するものであり、都市・農村、地域の協調発展を促進するものである。

（１）農業からの移転人口の転籍条件を緩和する 都市に入り転籍する農民の土地請負権・住宅用地使用権と集団収益分配権について、法に基づき自ら……

田中　修