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コラム

海外拠点でフローチャート作成をきっかけに「内部統制」を見直し 1-(1)

川島 肇

2016-03-07

1.海外拠点の現場で必要とされる『内部統制』とは 日本の本社で使っている「内部統制」は、「内部統制」本来の概念を少し狭めて使っています。その意味をお伝えするため、内部統制という言葉の概念が出来上がってきた経緯を振り返りたいと思います。

(1)COSO『内部統制』発祥の地、アメリカで  まずは、『内部統制』のフレームワークを体系建てた米国での話しからです。    投資家は、企業の決算報告を信頼してその企業の株を購入し、株価が上昇した所で売却しますが、途中でその企業が倒産してしまっては、購入した株は紙くずとなってしまいます。このような事がないよう、外部監査法人は決算報告書を監査します。その監査報告書に対し、監査人から懸念事項等の意見が付かなければ、少なくとも一年間はGOING CONCERNの企業であるということになります。しかし、粉飾決算が発覚し、好調と思われた事業は実は大赤字で、巨額の損失を抱……

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川島 肇

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