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中国の巨大市場の進出の足掛かりとして、まずは代理店を探そうと考えたことはないだろうか。「生産国：日本」のブランドは、安全面や品質面で未だに高い評価を受けており、中国で売られている現地生産の日本製品よりも直輸入の日本製品を好む傾向がみられる。そのため、代理店契約を通して日本の製品を直に消費者に届けることは、日本製品の品質面や安全面を全面的に押し出すことができる有効な手段であり、一定の需要があると言えるだろう。

かかる観点から、中国で代理店を探して代理店契約を結ぶ場合、どんな事項がポイントとなるかを本稿で簡単に解説してみたい。

まずは、代理店の探し方について考える。 日本企業は、代理店の相手として大企業を選ぶケースが多い。これは、相手企業の信用度や支払い能力等多くの点を加味した結果だろう。 確かにこれらの点において大手企業が比較的安心ということは十分に納得できる理由である。……

王穏