読者の皆さんは最近「映画館」で映画を見たことはありますか?都会ではDVDレンタル店が数多くあり、自宅で映画鑑賞をされている方も多いと思います。筆者が最初にアメリカ製立体3D映画「アバタ―」を見たのは2009年末で天津の映画館でした。入場時にメガネを渡され目の前に雪がチラつく映像には驚きました。テレビでは見られない迫力・立体感ははやり映画館のスクリーンにあります。と云う訳で今月は中国の映画産業をご紹介します。
3月1日付中国新聞網によりますと、「中国の今年2月の映画興行収入は前年同月比67.2%増の68億7,000万元(約1,170億円)で、北米の8億1,000万米ドル(約880億円)を大きく上回り世界最大だった。観客動員数は1億9,200万人。1~2月の累計興行収入は107億2,000万元で国産映画が全体占める割合は85.7%」と報じています。
まず中国の映画興行収入の推移を見ておきますと、2012年に170億7,300万元(約2,9……
松本 健三