このほど、中国政府より外国人の就労に関する新規定――『外国人来華就業許可制度試験地実施案』が公布され、新しく中国で就労する外国人はA類、B類、C類の三種類に分類された。当該制度は2016年10月1日に一部の都市で試験的に運用され、2017年4月1日から全国的に実施されることになる。
当該制度は新しく中国で就労する外国人に対して、難易度の高い条件を提示したのみならず、すでに中国で就労している外国人にも大きな影響を与えることが予想される。目下、上海市は移行期に直面しており、正常な就業許可証の延長申請は、引き続き従来の政策に基づき行われるが(会社が引き続き雇用することに同意した場合、承認される)、新しい政策が全面的に実施された後、延長を申請する外国人にも新しい基準に準ずるよう要求されることが懸念され、また申請が却下されて帰国を命じられる可能性も考えられる。そのため、新政策について憂慮する外国人も少な……
王穏