前回では、外国人の中国在留就労許可制度試行の「一、二証一本化」と「二、分類管理」について分析した。以下では、「三、ポイント制」、「四、申請手続き及び取扱手順の簡素化」、「五、新方案による幾つかの影響」について引き続き検討する。
三、ポイント制
前述した通り、中国に在留し就労するA類とB類の外国人に対してポイント制が実施され、そのうち、A類人材に対しては85点以上を、B類人材に対しては60点以上を取得するよう要求している。相対的に見た場合、ポイント制は一層細分化されており、外国人中国在留就労申請に対する審査許可基準が厳格化され、外国人(特にB類人材)が中国在留就労を申請するうえでの難度が引き上げられ、申請者の報酬給与水準、教育水準、勤務年数、年齢、中国語水準、勤務地域といった要素が全て審査対象となっている。詳細を下表の通りである。
採点項目・配点表(試行版) 採点項目……邱奇峰