前回まではヒストグラムの話しをしましたが、今回も「見えるか」というテーマを引き継いでバブルチャートを紹介したいと思います。 バブルチャートは散布図の一種になりますが、x軸とy軸で交差して示す座標が点ではなく、「バブル」という大きさで表示される処に特徴を持ちます。つまり散布図が2つのデータ(縦軸と横軸)だけで表現しているのに対して、バブルチャートは3つのデータを2元のチャート上で表現している事になります。 最初にバブルチャートの一般的な使用例として、商品の販売状況を表すグラフを紹介していきます。x軸に市場シェア、y軸に前年販売比(伸び率)、バブルの大きさで販売金額を示して、商品群AからEまでをバブルで表示します 更に、このグラフを4つのポートフォリオに分ける事で、それぞれの商品群の特徴を可視化する事が可能になります。ここでは各ポートフォリオの特徴を、新規品、成長株、売れ筋、定番品の4つに分けて……
川島 肇